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2019年5月7日火曜日

私とピアノ(5)

多数アーチストのサポートや録音に関わってきました。1ステージのみを除外し敬称略。ピアノだけの場合もありますが多くはバンドのピアノあるいはキーボード演奏、喜多郎ではベース(Mini Moog)も演奏。

チェリッシュ、上條恒彦、中村雅俊、まびい、坂本九、加山雄三、加川良、加藤登紀子、ふきのとう、葦原邦子、明日香都岸洋子、松平健、吉幾三喜多郎

2014年12月14日日曜日

音楽制作について(9)そして音楽教室について(4)


私の音楽制作において特徴的なのは楽譜出版でしょう。

初期の教則本ベストセラー「ザ・ロック・キーボード」には譜例や練習曲の音がソノシートの形で付属していました。
ソノシートとは薄いシート状のレコード盤(アナログ)です。

別売品としてカセット・テープも出版されました。

これらの原盤(レコードを大量複製するもとの録音)は録音スタジオに友人(もちろんプロ)のミュージシャンを呼んで録音しました。
自分のバンドで録音したのです。

ほどなく前回書いた様に録音スタジオのテープレコーダがデジタル録音に変わり、大量複製する媒体もアナログ盤からCD(デジタル)盤に変化してゆきます。楽譜にもCDを添付することが始まります。出版社も自社で録音スタジオを作り、この5冊のシリーズ~明日から貴方もジャズ・ピアニスト~気軽にジャズ・スタンダード Vol.1~5から出版社が録音原盤を作り始めました。
アレンジ内容は「ピアノ・ソロ・ベスト・コレクション/ジャズ・サウンズ・ピアノ・ソロVOL.1~3」というシリーズ、好評のため合本再版されていましたが、更に再版する際に模範演奏CDを付けようとなったのです。
1冊目は出版社の録音スタジオ、出版社側の録音スタッフで録音しました。この録音には少々がっかり。録音スタッフの技術レベルの問題でした。プロの録音スタジオ現場を経験してきた私には耐えられないレベルでした。そこで急遽交渉、自宅で録音した方が安価でクオリティも高いことを説得、シリーズ2冊目以降は自宅で録音しました。そもそもMIDI演奏情報は私が作っています。ピアノ音も演奏情報を作った音で録音するのが自然です。わざわざ出版社のスタジオへ行く必要が無かったのです。


録音技師はずっと私の教室の発表会でお世話になっている角さんにお願いしました。彼は録音技術の本を出版しています。その本のことは ココ にあります。
自宅で録音するのを宅録(たくろく)と言いますが、私のアレンジ楽譜や教則本添付CDの原盤録音は宅録の時代に入ります。
楽譜原稿もその模範演奏の録音も全て自分のマックで作ります。
その後録音技術を角さんの作業から学び、ほどなくして完全に一人で制作する様になりました。楽譜も浄書データの入稿になりました。こうして私のアレンジ楽譜や教則本の印刷用版下、添付録音盤の原盤、可能な限り全部を完成させる様になりました。
私の教室でこれらの楽譜を教材指定することはありませんが、ときどき生徒さんが私のアレンジ楽譜をお持ちになります。
添付録音盤の音やもとの演奏データを利用することがあります。その場合にはもちろんテンポを工夫して少し遅くから練習に入ったり、その方の状態を見てアレンジも変更したりします。
これらの音楽制作面での進歩は教室における指導にも活用できていると思います。

2012年2月9日木曜日

Playing for Music Recording

一昨日ご紹介したメールには続きがありました。
後半でご紹介します。

パソコンにおける音楽のプログラミング(MIDI演奏情報の編集)とか録音のデジタル化によって、音楽を録音する際の修正が容易になりました。

その分・・・音楽を演奏する力が相対的に長期低落傾向にあると思います。

私がプロになった頃、それは40年近く前ですが、
録音スタジオにおける演奏(これを専門とするのがスタジオ・ミュージシャン)にしても、
音楽ステージにおける演奏(これを専門とするのがサポート・ミュージシャン)にしても、
本番一発、やり直しは許されませんでした。

それが最近では、「つぎはぎ」というか、間違っても容易に修正ができるのです。
気軽に演奏できる大らかさは良いとしても緊張感に欠けると思います。
「間違っても良い」というので「演奏は下手でも良い」という風になってきたと感じます。

やはり音楽は本番一発、緊張感をもって演奏し、やり直せるとは考えない、本来はその様なものだと私は思うのです。

<一昨日頂いたメールの途中から引用します>

CD制作は、アナログ感を大事に制作致しました。
8トラック2台という、いまどきは誰もやらないような手法です、
むろんプロトゥールスなどもありません。
まっちゃんは、全てやりなおしはきかないという過酷なものでしたが、
がんばってくれました。
総勢34名アーティストのそばにいられた私が1番幸せな立場なんでしょう。

今回のCD、コンサートの企画遂行の中で
日本の音楽業界の真実らしきものがわずかですが垣間見えた気がしています。
改めて、まっちゃんや、林さんのご苦労が少しだけでしょうが
わかってきたような気がします。

なお画像は昨日の朝の雲。変化に飛んだ面白い空でした。

2011年6月29日水曜日

録音中の不思議な感覚


ビリー・ジョエルの採譜アレンジ楽譜は最終段階の録音と楽譜校正に入りました。いよいよ佳境に入っています。
もとの音があり(ポピュラー音楽はみんなが知っている音だからこれが当たり前ですね)、この音を良く聞いて採譜し、その曲に適した編成等を想定してアレンジし、楽譜を出版します。
楽譜を演奏した場合の模範演奏音と場合によっては練習用の音も同時に発売します。

ビリー・ジョエルの場合は当然のことですがピアノが主体、次の様な編成で書いています。

ピアノ連弾はコンデンス・スコアの様な状態になります。
ピアノ弾き歌い(弾き語り)が一番近いイメージになるでしょう。
ピアノ・ソロもかなり似た感じになります。
コード付きメロディ譜(業界で言うCメロ)も作っています。これには音が付きません。

録音中はとても不思議な感覚になります。
いやもう、そっくり似ているからです。ていねいに採譜をすれば似るのは当たり前ですが…。

一つ困ったのはピアノ弾き歌いのメロディ・パートです。カラオケのガイド・メロディに相当しますが、存在感のある音色は邪魔になります。楽譜ユーザはビリー・ジョエルの歌のイメージを予め持っている状態で歌ったりピアノを演奏するでしょうから実はこのパートは要らないのかも知れない。しかし楽譜につける音は「この楽譜の演奏はこうなります」ということ。ミュージック・マイナス・ワン(メロディなどアンサンブル音から目的のパートの音を除いた録音)では無い。昨日はこの音色決めにえらく時間がかかりました。存在感は無いがメロディはこうなっていると聞こえる音色です。

歌詞のチェックも録音と同時に進行しています。英語の校閲に協力してくれる方と部分的に聞き直したりもします。
採譜用に編集したファイルからもとの音にクリックを加えた音とか、さらにメロディ・パートを重ねた音を一小節程度録音して聞きます。
もとの音は最初に演奏テンポを分析してあるので、クリックや楽譜データの音(つまりは私が録音している音)はもとのビリー・ジョエルの音とぴったり同期します。これも不思議な感じがする音です。

今朝の散歩はバイパスの横断に懲りバイパスの東側だけ、てんぺん残りの林への往復でした。画像は途中の橋ですが水道橋の様です。入間市の水道施設(バイパス近くの林の脇にある)からこのパイプを通じて入間市の住宅に水道水が送られているのでしょう。5,900歩。

2011年5月14日土曜日

SUMMER LIVE 2011(発表会)受付開始

毎年8月の最終日曜日、恒例の発表会ライブの参加者の募集を開始しました。

私の音楽教室の発表会です。

2011年4月8日金曜日

今年も夏ライブの準備を開始しました

2011年8月28日(日)
MusicVoxAKIHABARAにて、
例年通りに発表会ライブ(SummerLive2011)を準備しています。

今回は記録CDを見ながらこの発表会ライブ・ヒストリーをご紹介。
下記画像の前、ネム音楽院同期の川口晴子先生等のご協力を得て発表会を行っていました。この当時の記録はDATに残っていますが、これをCDで参加者にお渡しすることはまだできていませんでした。















ヤマハミュージックセンター池袋(当時の名称)における野田純先生のフルート教室との共同発表会からCDを残す様になりました。この時期は参加人数が多いので二枚組み、伴奏用別ミックスが付いていたりしました。

小山さんのオリジナルCD(後述)はこのライブが出発点となりました。
















その後、企画と運営を生徒有志団体(Groovin')にお願いしました。自分たちのライブ演奏を楽しもう!という雰囲気が溢れていました。ジャケットデザインも有志が色々工夫、出来上がったCDをカラオケ店で聞く(曲順はアトランダムなのでロシアンルーレット方式などと言ってました)、それもインレイやブックレットを自分たちで完成させながら聞く、これも楽しいイベントでした。夏はピアノトリオ主体、春というか冬はピアノソロ主体の発表会、年に二回ペースでした。















この五年は私の会社主催、教室会場一部移転も関係して、東京秋葉原開催となりました。
このライブがきっかけとなって(前述)、自作曲CDを制作する方も出てきました。今月末には完成予定とか。完成したらまたご紹介します。

2011年3月27日「小山様のCD完成間近」
http://heartsmusicblog.blogspot.com/2011/03/cd.html

昨年の様子は下記にあります(関連記事は数点ありますが発表会直後のものをご紹介します)。

2010年9月1日「発表会ライブ無事終了しました」
http://heartsmusicblog.blogspot.com/2010/09/blog-post.html

音楽の趣味の究極の楽しみ方の様に思います。今年はどんな新趣向があるかな?楽しみ!
ぜひご一緒にライブ演奏を楽しみましょう。お待ちしています!

2011年2月14日月曜日

教室で活躍するヤマハのポケットラック!

私の教室、日曜が秋葉原MusicVox、翌月曜がヤマハミュージックアベニュー池袋です。Nさんは月曜の午前10時45分にお見えになります。シューベルトの「Ave Maria」を練習しているところです。
Nさんが見ているパソコンの画面は昨日のブログ投稿(JUSTICE練習中!)、手に持っているのが本日の主題、ヤマハのポケットラックです。このポケットラック、他の音楽教室でも活躍している様ですが、私の教室では半数以上の生徒が活用しています。
Nさんの場合、私の教室用の音と他に習っているシャンソン教室の音を別フォルダに分けて整理しています。私の教室用の音とは、私の模範演奏とか練習用のカラオケ(ミュージック・マイナス・ワン)、参考に聞いて欲しい音資料は録音用とは別フォルダ(M)に入れます。その際、アーチスト名、アルバム名、それぞれ階層別フォルダに準じた整理をすることがポイントです。
音楽を学ぶには楽譜よりまず音だと思います。自分の今の状態や手本の音を良く聞くことが上達の王道かつ早道。これは誰もが認める真理でしょう。ヤマハポケットラックも最新のW24では再生速度を細かく調整できます。手本をゆっくり聞いたり、カラオケを遅くして練習することができます。これはとても重要なことですね。
もちろん音楽の練習における教材、楽譜の要素も大切です。Nさんが練習中の「Ave Maria」、拍の単位を倍に、歌と間奏(イントロと同じ)をリピート記号で繰り返す様に書き直し、伴奏部もビギナー向けピアノ弾き歌いにアレンジしています。従来の楽譜、それはシューベルトが書いたものでしょうが、音符が細かくてビギナーには難しすぎます。同じ内容を大まかな音符で書くと読みやすくなります。繰り返しを使わないので楽譜も長く譜面台に乗せるのが大変です。
今日渡した楽譜には歌詞を書き加えました。歌詞のドイツ語について良いアイディアが浮かびました。昨年春、ウィーンから便りをくれたN氏(下記投稿)とはピアニストであり某大学のドイツ語の先生なのです。

http://heartsmusicblog.blogspot.com/2010/05/blog-post_08.html

原稿が完成したらリリース前に歌詞のドイツ語を見てもらおうと思います。正しく学びやすいドイツ語歌詞を記載した見やすい楽譜、ビギナー向けアレンジのピアノ弾き歌い楽譜「Ave Maria」。乞うご期待!

2011年2月13日日曜日

JUSTICE練習中!

徳永英明の「JUSTICE」を練習しているUさん。日曜日秋葉原教室、午後1時にお見えになります。いつもプールで泳いでからお出でになるそうで「今日も三キロくらい泳いできた」とのことでした。

徳永英明の音にクリックをダビング(重ね録音)したもので練習しています。曲の前半はドラムレス、ピアノの伴奏で進みます。インテンポですがクリックが無いと合わせて練習したり楽しめない。そこで私がテンポを解析してクリックを重ねた練習用の音を作りました。コードの変わり目にある右手重音のフレーズがうまく弾けません。力が入りすぎてしまう。「最初は力が入ってもよいけれど、フレーズの後半に向けて力を抜く様なつもりで」とアドバイスしました。


画像は今日の練習風景。手前のパソコンがクリック音を重ねた「JUSTICE」練習音を再生、グランドピアノの上(左右)にあるマイクロモニターから音が出ています。文字通り徳永英明さんになりきったつもりで練習しています。ピアノが弾けたら実際に歌ってみます。

撮影後にこの画像を見せたら「背中が伸びてない」って反省してました。ピアノ練習中は仕方ないと思いますが・・・。

2010年9月2日木曜日

発表会ライブのCDが完成しました


8月29日(日)教室発表会ライブのCDが完成しました。これまで発表会ライブは必ず録音してCDにまとめてきました。
昨年から小型デジタルレコーダが活躍しています。昨年同様 YAMAHA POCETRAK CX で会場客席で聞こえている音を録音、Roland R-09 でPA調整卓の音を録音しました。昨年はこれらの違いが面白いと思ったのでそれぞれ別に各曲2種類の録音をCDに収録したために何と3枚組になりましたが、今年は会場音を主体にして調整卓の音をやや加える配分でミキシング、1枚にまとめました。参加者それぞれに色々な思いで聞くでしょう。次のレッスンでは参加者それぞれの録音を聞いてからお渡しする予定です。

2010年8月10日火曜日

CD録音に向けてのレッスン


7月13日の投稿ではあるCD録音プロジェクトの録音スタジオ下見を書きました。この録音に向けてアレンジや録音前の準備(ガイド音制作や練習方法)についてのレッスンを行いました。
画像はレッスン直後、撮影者はKさんご夫妻の夫君(CD収録全楽曲の作曲者)、私のとなりはアレンジとピアノ演奏を担当する奥様です。ここは日曜日に開講している「ピアノ&作編曲教室」の会場、MusicVoxAKIHABARA8階Hスタジオ前です。
このスタジオの向かい側がGスタジオ、8月29日に発表会ライブを行います。

この投稿についてKさんにメールをしたところ、お返事がありました。ありがたいことにブログに載せても構いませんとのこと。ここに引用いたします。

レッスンありがとうございました。限られた時間の中で、とても濃い内容のアドヴァイスをいただけました。

事前準備が具体的に見えて来たのは何よりでした。特にガイドのクリック音については、全く気がつきませんでした。現場をご存知の知行先生だからこそのアドヴァイスです。私の準備がどれだけ出来ているかが、録音時に影響しますね。

これから録音までのわたしのやるべき事は・・・録音に近い音源を作成し客観的に聴き、スコアを完成。録音時のガイドのクリック音の用意する。パート譜面の作成。ピアノパートを作成したガイド音を聞きながら、録音時のイメージで練習・・・ですね。

2010年7月13日火曜日

録音スタジオを下見する


先週の土曜日(10日)、私の教室で作編曲を学んでいるKさんご夫妻の作品をCD化するプロジェクトのために録音スタジオの下見に行きました。
Kさんご夫妻は毎年の夏ライブ(今年は8月29日)に自作曲で参加しています。この夏ライブは10年以上続いていて毎年ライブ録音CDを作っています。そうこうしている内には作品もたまり、聞くところでは20年越しという長年の夢!自作曲の本格CD化に着手されたのです。とっても素敵なことですね。
作編曲を学ぶ生徒さんには「作品がたまったら録音してCD化しませんか」と提案してきましたが、最初の具体化です。Kさんご夫妻のご要望は「生の」ピアノやドラムによる録音です。打ち込み(「生」に対して「乾きもの」かな)ならKさんご夫妻は自分で録音できます。本来的というか、従来のというか、現在では一番ぜいたくな録音と言えるでしょうが、これを実現したいということなのです。
録音メンバー、ドラムとベースは毎年夏ライブで演奏してくれる高橋さんと村井さん、ピアノは奥様が演奏されます。私はプロジェクト全体統括と録音のディレクション、そして作編曲の指導をすることになります。
私自身も最近の録音は「乾きもの」ばかり、生楽器可能なスタジオについては疎くなっていました。調査したところ候補が二カ所見つかり、録音をお願いする響屋スタジオの安良岡さんと一緒に下見に行ったのでした。
最初に行ったのは園田さんのスタジオです。30年以上前だったと思いますが、園田さんから記録映画の音楽を依頼されたのが最初の出会いでした。私がCDを出してから私の作品を良く使ってくれました。園田さんは選曲の仕事をされているのです。生ピアノも録音できるスタジオをオープンされたと聞き、一度見に行きたいなと思っていたのです。久しぶりにお会いしましたがとてもお元気そうでした(冒頭画像)。


もう一カ所はベースの村井さんが教えてくれたスタジオ。こちらも使いやすい感じでした。


これからKさんご夫妻に下見の様子をご報告しスタジオを選びます。今年の秋には録音開始!とても楽しみなプロジェクトです。