投稿タイトルの件名で関係者にメールを配信しました。
本文は次の通り。
明日レッスン予定のページを更新~8月の予定を見ることができます。それぞれ
のペースで準備を進めてください。6月中にエントリーを受付け、6月末の参加
人数を見て予算を組み参加費を決めます。7月でも8月でもエントリーは受付け
ます。
本番は8月31日(日)、六本木 All of Me Club です。
画像は生徒さんが私の音楽制作や教室活動に協力をしてくれる一齣。
教室発表会の動画をアップする編集についてアプリとマニュアルを教えてくれる方あり、今後の音楽制作において必要な増設テンキーについて「暫く使わないので試しに使ってみて良いですよ」と貸してくれる方あり、本当にありがたいことです。
還暦過ぎの人間にしてみますと、若い世代の方からのアドバイスは貴重。本当にうれしい。
動画も無事にアップできました。今後は自作曲のアップも考えています。
テンキーも使えることが実感でき、携帯電話サイトのポイント(昨月末失効とか)を利用して現金を使わず購入。これが機能して作業効率はアップしています。
これも生徒さんから頂いたもの。姫路のお土産。NHKドラマ関連ですね。
面白い。被覆を取るとのっぺらぼうではありますが、新幹線車内では一献楽しめそう。美味しいお酒でした。ありがとう。
関係者の皆様、生徒の皆様、今後ともよろしくお願いします。
私もなお一層精進し、努力致します。
今日は月末。5月の一日平均歩数は11,191歩。今年全体では10,376歩。
元気に歩いてゆきます。
2014年5月31日土曜日
2014年5月28日水曜日
Satin Doll(サテン・ドール)
<楽譜&音のダウンロード配信サイト アットエリーゼから発売中コンテンツの解説>
サイト内の特集ページは ココ
1953年、有名なバンド・リーダーでありピアニスト、デューク・エリントンが作曲しました。「A列車で行こう」を作曲したビリー・ストレイホーンも協力、作曲者名には二人の名前がクレジットされています。デューク・エリントンと彼のオーケストラのクロージングに良く演奏されました。後にジョニー・マーサーが作詞、インストゥルメンタルだけではなく多くの歌手も歌うジャズのスタンダードになりました。
このアレンジ(採譜ではなくオリジナル)が最初に出版されたのは1982年3月リットー・ミュージック刊「ジャズ・サウンズ・ピアノ・ソロVol.3」でした。
今はドレミ楽譜刊「華麗なるジャズ・スタンダード曲集2」に収録されています。
イージー・アレンジもリリース。
これは1983年3月にリットー・ミュージックから出版された「(プライマリー・ピアノ・レッスン)はじめてのジャズ・ピアノ・ソロVOL.1」に収録されたアレンジをさらにやさしく書き直しています。
デューク・エリントン:
デューク・エリントン("Duke"
Ellington)はジャズの作曲家、ピアニスト、オーケストラリーダー。デューク(公爵)というニックネームは、子供の頃から自然な優雅さを身に付けきちんとした服装をしていたことから、親友エドガー・マッケントリーが付けたもの。
1899年ワシントンD.C.生まれ。父親は著名な白人医師ミドルトン・カスバートの執事であり時々ホワイトハウスへの仕出し業も行っていました。小学生の頃からピアノを習い始めハイスクールでは校内のパーティでピアニストとして活躍、この時期に音楽教師から高度な作曲理論を学び(「私の音楽に対する勉強はG♭とF#の違いを学んだことから始まった」という言葉が有名)、1916年にピアニストとしてデビュー。
その後ニューヨークに進出、オーケストラ(フル・バンド)を率いて1930年代から第二次世界大戦後にかけて音楽史に残る様々な作品を世に出しています。
ツー・ファイブ(Ⅱ-Ⅴ):
この曲の特徴はツー・ファイブ(Ⅱ-Ⅴ)が多く利用されていることです。
Ⅱ-Ⅴはジャズに限らずポピュラー音楽全般において重要なコード進行で、メジャー・スケールあるいはマイナー・スケールのⅡ音とⅤ音の上にできるコードをこの順に演奏します。
このアレンジはピアノ・ソロを意識したためにルートをあまり省略していませんが、ピアノ・トリオなど小編成のバンドにおけるジャズ・ピアノの左手ではルートを省略し譜例の様な配置を用いることが一般的です。この曲に出てくる
Ⅱ-Ⅴについて配置の例を示します。
譜例の上の段はその際に重要な音、サード(3rd)とセブンス(7th)を示したもの。Ⅱm7の3rdが下にあり同音でⅤ7の7thへ連結する配置をⒶフォーム、Ⅱm7の7thが下にあり二度下のⅤ7の3rdへ連結する配置をⒷフォームと言います。
この上にもう少し音を加え、譜例の下の段の様な配置を良く利用します。これらはコードを見て即興的に演奏できる様にしておきたいものです。
2014年5月27日火曜日
Lullaby of Birdland(バードランドの子守唄)
<楽譜&音のダウンロード配信サイト アットエリーゼから発売中コンテンツの解説>
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「Lullaby of Birdland(バードランドの子守唄)」は盲目のジャズ・ピアニスト、ジョージ・シアリングが作曲したスタンダードナンバーです。
このアレンジ(採譜ではなくオリジナル)が最初に出版されたのは1982年2月リットー・ミュージック刊「ジャズ・サウンズ・ピアノ・ソロVol.2」でした。
今はドレミ楽譜刊「華麗なるジャズ・スタンダード曲集1」に収録されています。
イージー・アレンジもリリース。
これは1993年3月にドレミ楽譜出版社から出版された「(おとなのためのポップ・バイエル併用曲集)ジャズ50コレクションズ」に収録されたアレンジをAマイナー(イ短調)に移調、さらにやさしく書き直しています。
ジョージ・シアリング:
シアリング・スタイル:
ジョージ・シアリングが演奏するブロック・コード奏(狭義ではこれがシアリング・スタイルとかシアリング奏法)とビブラフォンとエレクトリックギターがユニゾンで演奏するソフトでクールなサウンドのインストゥルメンタルです。
狭義のシアリング・スタイルはメロディの1オクターブ下でもメロディをユニゾン演奏、間に3音(声)をハーモナイズ、全体として5声となります。管楽器のセクションをアレンジする際の基本である4声の密集位置(4 way close)をピアノに応用していますが、トップつまり一番上のメロディを1オクターブ下でも演奏する5声体となります。
狭義のシアリング・スタイルはメロディの1オクターブ下でもメロディをユニゾン演奏、間に3音(声)をハーモナイズ、全体として5声となります。管楽器のセクションをアレンジする際の基本である4声の密集位置(4 way close)をピアノに応用していますが、トップつまり一番上のメロディを1オクターブ下でも演奏する5声体となります。
譜例は私の書いたイントロ部分をシアリング・スタイルでアレンジしたものです。
バードランド(Birdland):
ニューヨーク・マンハッタン(ブロードウェイ52丁目)にあった往年のジャズクラブ。店名はチャーリー・パーカーのニックネーム「バード」にちなんでいます。1965年に閉店しましたが1986年ブロードウェイ106丁目で同名の店が営業を開始、今は44丁目に移転しています。
今のお店の公式ページはココにあります。
2014年5月22日木曜日
2014年5月19日月曜日
インターネットからのダウンロード楽譜と音の新コンテンツをリリース!
インターネットからのダウンロード楽譜と音、新しいコンテンツを本日リリースしました。
1982年1月リットー・ミュージック刊「ジャズ・サウンズ・ピアノ・ソロVol.1」より「素敵なあなた(2種類)」、同年3月リットー・ミュージック刊「ジャズ・サウンズ・ピアノ・ソロVol.3」より「いそしぎ(2種類)」、植村花菜の新曲「輝く時間(とき)の中で(3種類)」、「黄昏のビギン(ちあきなおみバージョン)」と「川の流れのように(美空ひばり)」のメロディ譜。
詳細は私の特集ページをご覧ください。
楽曲紹介などはこのブログの投稿を利用(リンク)しています。
これからセミナー記事や楽曲紹介に自分のブログを活用しようと考えています。
昼間は暑いので夜のウォーキングが増えました。
夜は少し涼しくなり、とても快適です。
ナイター照明のサッカー場。スピルバーグ映画「未知との遭遇」のUFOみたいです。
本日は12,392歩(22時現在)。
2014年5月14日水曜日
Misty(ミスティー)
<楽譜&音のダウンロード配信サイト アットエリーゼから発売中コンテンツの解説>
サイト内の特集ページは ココ
「Misty(ミスティー)」、ジャズ不朽の名曲、代表的スタンダードであり、とても魅力的なバラードです。
1954年、エロール・ガーナーは演奏旅行途中、ニューヨークからシカゴへ向かう飛行機から霧にけむる窓外をぼんやりと眺めているうちにこのメロディと曲想を思いついたと言われています。
冒頭部の印象的なメロディとハーモニー、それはミュージカル・ナンバーのクライマックスなどによく使われるルートをトップとするドミナント・セブンス・コード(サーティーンスを含む)から始まります。トップとはトップ・ノート、ハーモニーの配置の一番上の音です。その3度下にサーティーンス(13th)を配置します。
メロディは配置のトップにあるルートからその下の13thへ進む様に始まります。これをピック・アップで始め次の小節冒頭1拍目でトニック・コードのメジャー・セブンス(△7th)にふわっとソフト・ランディングする様に解決して3拍伸ばします。ピック・アップは弱起とも言い、小節の途中の拍から始まることで、4分音符で始める場合(歌の場合に少し伸ばす始め方をする人もあります)は3拍目、8分音符で始める場合(これが原曲)は4拍目開始になります。
何て美しいメロディとハーモニー!この冒頭のメロディ3音とハーモニーの魅力が不朽の名曲として広く知られる様になった要因!私はそう思っています。
最初はピアノによるインストゥルメンタルでしたが、ほどなくして作詞家ジョニー・バーク
(Johnny
Burke) が歌詞をつけ、多くの人に歌われる様にもなりました。
私が次のアレンジを書く際に参考にしたのは
Cherry
Lane Music Co., Inc. が出版した「THE
ERROLL GARNER SONG BOOK」冒頭に収録された
Sy
Johnson
による歌とピアノ・ソロのアレンジ。これにインスパイアされてイントロを倍の4小節にしてアルペジオで軽快に駆け上がるパッセージ(走句)要素を追加したり、テーマ演奏後に前半16小節部分のアドリブを加えてサビからテーマに戻る2コーラス、これをピアノ・ソロで楽しめる様に書きました。
こちらも久々にこれからアップするインターネット楽譜で復活することになります。
その際、アドリブ部分を割愛してテーマ部分だけとし、さらにやさしく書き直しています。
2014年5月7日水曜日
The Shadow of Your Smile(映画「いそしぎ」のテーマ曲)
<楽譜&音のダウンロード配信サイト アットエリーゼから発売中コンテンツの解説>
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「The Shadow of Your Smile(映画「いそしぎ」のテーマ曲)」は多くのアーチストがカバーするスタンダード・ナンバーです。
このアレンジ(採譜ではなくオリジナル)が最初に出版されたのは1982年3月リットー・ミュージック刊「ジャズ・サウンズ・ピアノ・ソロVol.3」でした。
映画「いそしぎ(The Sandpiper)」について Wikipedia の記事によると「1965年のアメリカ映画である。当時、夫婦だったエリザベス・テイラーとリチャード・バートンにとって結婚後の初共演作であり、主題歌「シャドウ・オブ・ユア・スマイル」は1965年アカデミー賞歌曲賞を受賞した(翌年のグラミー賞最優秀楽曲賞も受賞)。
内容は、自由な心を持つ美しい女流画家と妻子ある学校長との半年の恋を描くメロドラマ。題名の「いそしぎ」はヒロインが海岸で保護した幼鳥の種名(磯鷸)。羽の折れた幼鳥をヒロインが手当てし大空へ飛び立たせるエピソードは登場人物の心情の変化を象徴している」とあります(内容を要約し文面は私が編集)。
このアレンジのイントロ、当初は和声構造の創作(この曲のイントロとして書いたものではない)でした。作曲の師匠だった故管野光亮先生に見せたところ「この様なアイディアは貴重だから大切にしなさい。必要に応じて使う場面が来るかも知れない。この種のアイディアを随時記譜するメモ帳を作ると良い」とアドバイスを受けました。
数年後、リットー・ミュージックからこの曲のアレンジを依頼された際、イントロに適していると思い採用したアイディアです。
同時にリリースするやさしいアレンジは、リットー・ミュージックの依頼で書いた「初心者向けのやさしいジャズ・ピアノ・アレンジ曲集」シリーズ、「プライマリー・ピアノ・レッスン/はじめてのジャズ・ピアノ・ソロVol.1(1983年3月発行)」および「同Vol.2(1983年8月発行)」それぞれ8曲収録に始まり、4曲の新アレンジを追加して合本した「ピアノ・ソロ・ベスト・セレクション/ジャズ・ピアノ・ベスト・セレクション(1987年3月発行)20曲」、その次に5曲追加した「ジャズ・ピアノ・スタンダード・コレクション(1989年4月発行)25曲収録」において初めて新作として発表したものです。
基本的には「ジャズ・サウンズ・ピアノ・ソロVol.3」のアレンジをやさしく書き直したものですが、今回のリリースに際してイントロを割愛したりアドリブ部分を手直しするなど練り直しをしました。
Bei Mir Bist Du Schön(素敵なあなた)
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「Bei Mir Bist Du Schön(素敵なあなた)」は多くのアーチストがカバーするジャズのスタンダード・ナンバーです。
この曲の原題はイディッシュ語で「Bei
Mir Bistu Shein(「ぼくは君が素敵だと思うよ」とか「君はすてきだ」の意味)」、これをドイツ語表記した「Bei
Mir Bist Du Schön」がタイトルとして良く使われます。
イディッシュ語は東欧ユダヤ人が使う中世ドイツ語とヘブライ語の融合した言語。1932年、ヒトラーが政権を獲得する前年、ショロム・セクンダ
(Sholom
Secunda)
がイディッシュ語のミュージカル「おれたちは生きられるのに、やつらはそうさせない」のために書いた曲で、やつらとはナチスのこと、既にホロコーストを予見していた様です。
これを立証する確たる資料には行き着いていないのですが、私が得た下記2件の情報から推測しています。情報を提供してくれたN氏は「仮にこれを疑問視するご意見があったら『小生がそう言っていた』と回答されて結構。この推測を覆す調査力の持ち主に対しては素直に頭を下げます」とのことです。
(1)反ナチのイディッシュ語の歌10曲に入っている。大戦中にBBCがドイツ向けに空襲警報(イギリス軍がドイツを空爆していた)を放送する際、最後にこの「素敵なあなた」をテーマソング的に流していた。もちろん敵性放送聴取は死刑。しかしドイツ人は聞いていた。
(2)第二次世界大戦中にドイツでもすぐに大ヒットしたが、ユダヤ人の作品と分かって、あわててナチスが禁止した。
私が調べた Wikipedia の記事によると「後にユダヤ系アメリカ人サミー・カーン
(Sammy
Cahn) はジョニーとジョージ (Johnnie
and George)
というコンビがこの曲をイディッシュ語で歌ってアフリカ系アメリカ人の聴衆に受けていることを知り、英語で作詞、コーラスグループのアンドリュー・シスターズ
(The
Andrews Sisters)
録音のレコードをリリースして、アメリカでヒットした」とあります(内容を要約し文面は私が編集)。
イディッシュ語で歌われた動画がココにあります。
N氏の説明によれば「オリジナルのイディッシュ語の上演(後日のブダペストにて)」とのことです。
現在このアレンジはドレミ楽譜刊「華麗なるジャズ・スタンダード・ピアノ曲集(1)」にも収録されています。
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