2010年7月30日金曜日

Summer Live 2010 プログラム決定

私の教室の生徒さんによる発表会ライブの演奏予定が決まりました。後一月、参加者それぞれ本番に向けて練習をしている様です。本番が楽しみです。
参加者9名。昨年より少ないけれど2曲演奏する方が増えたので14曲、実質は例年通りです。実質演奏予定が1時間程度、ちょうどCD一枚にまとまる分量、ライブとしてもちょうど良い感じの長さです。今年はKさんに始まりYさんで終わります。

演奏順と曲名(作曲者名)と演奏形態をご紹介。ピアノ演奏(ソロ)とある以外はプロのドラムとベースが加わり、私がキーボードやピアノで参加する曲もあります。

SUMMER LIVE 2010 プログラム

(1) Let It Be(John Lennon & Paul McCartney)」 ピアノ弾き歌い
(2) 雨だれ(Frédéric Chopin) ピアノ演奏(ソロ)
映画「ベン」のテーマ(Walter Scharf) マトリョーミン演奏
(3) 戦場のメリークリスマス(坂本 龍一) ピアノ演奏
(4) Now's The Time(Charlie Parker) サックス演奏
Nardis(Miles Davis) ピアノ演奏
(5) シェヘラザード(リムスキー=コルサコフ) ピアノ演奏
(6) Intermezzo No.1(Manuel María Ponce) ピアノ演奏(ソロ)
Turbilhão de Beijos(Ernesto Júllo Nazareth) ピアノ演奏
(7) Autumn Leaves(Joseph Kosma) ピアノ演奏
(8) 夏影(麻枝 准) ピアノ演奏(ソロ)
明日へ(オリジナル作曲) ピアノ演奏
(9) Cinema Italiano(Maury Yeston) ピアノ弾き歌い
Unusual Way(Maury Yeston) 歌

出演順はレッスン順、まず日曜日教室、次は一般参加者(申込順)、そして月曜日教室の生徒さんです。出演順には長年悩みましたが数年前に考えついたこの方法(レッスン順)私は気に入っていますが生徒さんはどうかな?公平だと思うけど。
こうして見ると実にバラエティに富んでいます。生徒さんそれぞれに発表したい曲を選んだ結果です。今年も素敵なプログラムとなりました。

MusicVoxAKIHABARA 8F G スタジオにて8月29日(日)16時開演予定。
入場無料。見学歓迎します。

2010年7月29日木曜日

発売三ヶ月でビル・エヴァンスも重版!


このブログ最初の投稿(2010年4月23日)は完全採譜「ビル・エヴァンスが弾きたくて(ドレミ楽譜出版社・刊)」発売記念ライブのお知らせでした。

この2010年5月初版の模範演奏CD付楽譜、ジャズ採譜としては驚異的なスピードセールス、な何と!8月重版が決定しました。
ジャズの楽譜はコンスタントには売れるもののセールスのスピードが遅いため重版にならないのが業界的常識ですが、ビル・エヴァンスだけは別。それはこの楽譜が最初に出版されたときもそうでした。2001年3月初版、出版元はリットーミュージックでした。

いずれにしても、編著者としてはとてもうれしいことです。

さて一つ前の投稿、初心者向けの映画音楽とジャズのピアノ・アレンジ曲集ですが、これも同時に改訂新版として出ます。表紙デザインが決定したらお見せしたいですね。ここにはその新刊情報だけご紹介。出版元はドレミ楽譜出版社です。

模範演奏CD付「はじめての映画音楽ピアノ名曲選」菊倍判80頁、定価(本体2,500円税別)、ISBN978-4-285-12680-8、8月下旬出版予定

模範演奏CD付「はじめての映画音楽ピアノ名曲選」菊倍判72頁、定価(本体2,500円税別)、ISBN978-4-285-12679-2、8月下旬出版予定

2010年7月20日火曜日

初心者向けピアノ・アレンジ楽譜を2冊改訂再版します


この表紙は最初の姿です。発行日は1993年3月30日。17年前です。

それぞれ30曲に減りましたが模範演奏CDが付きます。

映画音楽とジャズから厳選した30曲の初心者向けピアノ・アレンジ楽譜です。

初心者向けピアノ・アレンジは難しい世界です。まず商品として成立するには売れなければならない。

ポピュラー曲は著作権の関係から全く同じ内容の再版は困難、選曲は再版の度に少しずつ変更されます。
使えない曲をはずし、かわりに別の曲をアレンジして加えます。

初心者向けは編曲も難しい。このシリーズは私の楽譜出版のベースの様に思います。以前から初心者向けのアレンジや指導を書く人はあまり居ません。子供向けと初心者向けは違います。子供向けでは無くて「大人の」初心者向けです。ある意味では上級者向けのアレンジや指導の方が簡単だと思います。

初心者向けに限らず楽譜出版もビジネス、いくら優れた内容(アレンジ)でも結果として売れなければ残りません。こうして17年続いてきたこと自体が色々な意味ですばらしいことです。ありがたいことだと思います。

さきほど初校原稿とCD原盤を出版社に送り出しました。それぞれ表紙デザインが決まったらまた投稿します。

2010年7月13日火曜日

録音スタジオを下見する


先週の土曜日(10日)、私の教室で作編曲を学んでいるKさんご夫妻の作品をCD化するプロジェクトのために録音スタジオの下見に行きました。
Kさんご夫妻は毎年の夏ライブ(今年は8月29日)に自作曲で参加しています。この夏ライブは10年以上続いていて毎年ライブ録音CDを作っています。そうこうしている内には作品もたまり、聞くところでは20年越しという長年の夢!自作曲の本格CD化に着手されたのです。とっても素敵なことですね。
作編曲を学ぶ生徒さんには「作品がたまったら録音してCD化しませんか」と提案してきましたが、最初の具体化です。Kさんご夫妻のご要望は「生の」ピアノやドラムによる録音です。打ち込み(「生」に対して「乾きもの」かな)ならKさんご夫妻は自分で録音できます。本来的というか、従来のというか、現在では一番ぜいたくな録音と言えるでしょうが、これを実現したいということなのです。
録音メンバー、ドラムとベースは毎年夏ライブで演奏してくれる高橋さんと村井さん、ピアノは奥様が演奏されます。私はプロジェクト全体統括と録音のディレクション、そして作編曲の指導をすることになります。
私自身も最近の録音は「乾きもの」ばかり、生楽器可能なスタジオについては疎くなっていました。調査したところ候補が二カ所見つかり、録音をお願いする響屋スタジオの安良岡さんと一緒に下見に行ったのでした。
最初に行ったのは園田さんのスタジオです。30年以上前だったと思いますが、園田さんから記録映画の音楽を依頼されたのが最初の出会いでした。私がCDを出してから私の作品を良く使ってくれました。園田さんは選曲の仕事をされているのです。生ピアノも録音できるスタジオをオープンされたと聞き、一度見に行きたいなと思っていたのです。久しぶりにお会いしましたがとてもお元気そうでした(冒頭画像)。


もう一カ所はベースの村井さんが教えてくれたスタジオ。こちらも使いやすい感じでした。


これからKさんご夫妻に下見の様子をご報告しスタジオを選びます。今年の秋には録音開始!とても楽しみなプロジェクトです。