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2014年12月7日日曜日

音楽制作について(6)そして音楽教室について(2)

喜多郎さんの楽曲では一定のパターンを繰り返すために使われたMIDIシーケンサですが、パターンとは言え仮に微妙なずれ(例えば4分音符の1/384)があると不自然に聴こえる(感じる)ことに気づきました。

MIDIシーケンサにリアルタイム(鍵盤を実際に演奏して)入力した演奏情報を分析したり、ステップ(演奏情報を数値的に)入力してよりよい演奏情報の編集を工夫する努力の中から「どの様な演奏が上手にあるいは下手に聴こえるか」ということがわかってきました。

そしてこの様なノウハウを自分の演奏に活かしたり、生徒さんへの指導に活かすことができる様になってゆきます(左上は教室に設置していた私の当時のMIDIセット)。

1987年5月に出版された「リズム・パート付きでマスターするポピュラー・ピアノ・ソロ/【リズム・マシン活用】ポピュラー・ピアノ・レッスン10」という曲集があります。当時盛んに使われたドラムス・パート用のシーケンサ(ドラム・マシーンとかリズム・マシーン)の演奏情報編集方法も書いたポピュラー・ピアノ曲集でした。

私の教室ではこれにベース・パートを加えてピアノ・トリオ用のマイナス・ワン(自分の演奏するパートを除いたバンドやオーケストラの音)を作り練習したり楽しめる様にして指導に使い始めました。

当時の教室の様子は ココ にあります。

このMIDIシーケンサによるMIDIマイナス・ワンの様子を見学に来た音楽業界の方もありこの様な演奏情報が後に通信カラオケやパーソナル・カラオケの商品化につながってゆきます。

2013年10月15日火曜日

坂東市のコンサートが無事に終了しました

昨日(10月14日)、坂東市の市民音楽ホールが所持する3台のフルコンサートピアノ(ベーゼンドルファー、スタインウェイ、ヤマハ)をステージに並べ、順に演奏してゆくという珍しいコンサートがありました。

これはベーゼンドルファーの中、素敵なピアノです。今回このピアノを連弾演奏しました。ポピュラーピアノ連弾デュオ・フォレストⅡにとっても幸せな時間でした。
リハーサルの途中でスタインウェイを弾いています。後に見えるのが下手のベーゼンドルファー。上手にヤマハ、センターにスタインウェイ、下手にベーゼンドルファーと配置、この順に演奏して行きました。

本ブログ投稿のシリーズ「My Musical History」の様に、「私と音楽」そして「私とピアノ」についてのトーク、そしてポピュラーピアノについてのレクチャーをまじえながらプログラムを進めました。
コンサートが終わり、ロビーでCDや著書や編曲楽譜などを販売、お買い求め頂いた方にはサインをしました。

お客様とのやりとりも楽しい一時でした。
今回のコンサートは坂東市出身の音楽家、丹保剛様のおかげで実現しました。

本当にありがとうございました。

演奏した私達も楽しかったけれど、この3台のピアノの「違い」を聴いたお客様もきっと、色々実感されたでしょう。

そしてピアノの素晴らしさ、このホールの素晴らしさを再認識されたといます。




本日の演奏曲

<ヤマハ・ピアノ>
Evergreen Song(林 知行)
みかんの花咲く丘(海沼實)
ラプソディー・イン・ブルー(一部)(ガーシュウィン)
映画「禁じられた遊び」より(ナルシソ・イエペス)
枯葉(ジョゼフ・コズマ)
セ・シ・ボン(アンリ・ベティ)
Noon Song(チック・コリア)

<スタインウェイ・ピアノ>
メドレー:てんとう虫のサンバ(チェリッシュ)~君といつまでも(加山雄三)~上を向いて歩こう(坂本九)~知床旅情(加藤登紀子)~ふれあい(中村雅俊)~あなただけを(あおい輝彦)、旅立ちの歌(上條恒彦)
素敵なあなた(ショロム・セクンダ)
オネスティ(ビリー・ジョエル)
メロディズ・オブ・ラブ(ジョー・サンプル)

<ベーゼンドルファー・ピアノ>
ユー・レイズ・ミー・アップ(シークレット・ガーデン)
To Love Again(映画「愛情物語」より)(Frederic Francois Chopin (Arr.)George Sidney and Morris W Stoloff)

<ベーゼンドルファー・ピアノ(連弾)>
ドラゴンクエストⅣより「序曲」(すぎやまこういち)
Let It Be(ジョン・レノン&ポール・マッカートニー)
Answer to Music(林 知行)
映画「風立ちぬ」、映画「会議は踊る」より「ただ一度だけ」(Werner Richard Heymann)

2012年6月5日火曜日

My musical history(13)

昨日予告の内容「教則本執筆奮闘記」です。
昨日は30年前から始まったと書きましたが、最初のピュラー・ピアノ教則本は1978年6月1日発行ですから34年前のことです。
書名は「コード・ネームだけで弾ける/ロック&フォーク・ピアノ奏法」と言います。
内容はポピュラー・ピアノなのでこの書名にはがっかりしましたが、出版社の営業責任者いわく「ロックとかフォークをタイトルにつけた本は売れるんだよ」とのこと。そこはビジネスですから仕方ないなと何とか自分を納得させました。
内容には自信がありましたが、初版で終わってしまいました。でも教則本を執筆できたのはうれしかった。思い出深い本です。
同じ出版社から内容を一新して1983年9月1日に「ザ・ポピュラー・ピアノVol.1」を出しました。音もソノシートの形で付き、いよいよ内容とタイトルが一致したのですが、これも初版で終わってしまいました。
その後、他の出版社からポピュラー・ピアノの教則本を出しますが、改訂して出し続けたものの、時代に先駆け過ぎたのかセールスは今一つ伸びませんでした。
さて今書いている本、売れてくれたらなあと思います。
時代が追いついてきたのかも知れない。
もちろん良い内容のものを書いて出そうと思います。

当時、フュージョン(当時はクロス・オーバーと言った)系の採譜楽譜が売れました。そこでこれらの採譜楽譜(ほとんど私が採譜している)を基礎資料にしてフュージョン系音楽のキーボードのプレイ、コード・ワークをまとめた本を作って欲しいと依頼されました。そして出たのが1979年8月1日発行「クロスオーバー・テクニカル・シリーズ/キーボード・コード・ワーク」です。この本はその後少しずつ改訂し何度も出版しました。この内容は後に音楽理論書を執筆する上で重要な基礎となりました。







1980年6月1日発行「ロック完全マスター・シリーズ/ザ・ロック・キーボード」です。
これは正にロック・キーボードという内容の本。音もソノシートやカセット・テープの形で付いています。
後に改訂してVol.1とし友人との共著でVol.2も出しましたが、これらは何度も重版され良く売れました。
韓国でも(翻訳され)出版されました(1999年11月18日発行)。

この他にも色々な教則本を出していますが、力を入れた程には売れませんでした。
売れるのはアレンジ楽譜や採譜楽譜、やっぱりまだ楽譜なんです。
自分でアレンジしてピアノを楽しむのがポピュラー音楽の世界ですが、これはこれから先のテーマだと思います。ということはまだまだ将来的には明るいのかな?楽譜と違って、いきなりインターネット出版にはならない?かも知れません。
教則本の未来は明るいのでしょうか。現在のところ、私にもまだわかりません。さあ、今日も執筆に入ります。ではまた。

2012年5月8日火曜日

My musical history(5)

ポピュラーピアノ入門は父が持っていたシャンソンの楽譜でした。

「枯葉」はイブ・モンタンが歌ったドーナツ盤を聴いていましたし、なかなか良いアレンジ。

ハーモニーもコード・ワーク入門には最適の曲ですから自然にコードを覚えました。
 ただ「枯葉」の楽譜にはコード記号(コード・ネームは和製英語)は書いてありませんでした。

他の曲でコード記号と音の配置を対照して独学しました。
この例は少し変な書き方で♭9が9♭とかmaj7が7majになっていますが、この辺りは他の楽譜を見ながら徐々に標準的な書き方を覚えました。

9(ナインス)の場合の省略表記には気づいていました。
例えばD9は必ず7を含み9も追加されているのです。


「バラ色の桜と白いリンゴの花」も良く弾きました。それも適当に。
原題は「CERISIER ROSE ET ROMMIER BLANC(英語ではCherry Pink and Apple Blossom White)」、当時ペレス・プラード楽団によるマンボ・アレンジの大ヒット「セレソ・ローサ(Cerezo Rosa)」です。
左手にベースのパターンを配置します。コードのroot-5th(5度上)-5th(4度下)を付点4分-付点4分-4分のリズムで演奏します。
右手でメロディ、メロディをトップに配置してその下にコード構成音を1~2音ハーモナイズ。

僕のポピュラーピアノはこんな風に楽しく始まったのでした。