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2023年5月8日月曜日

思いとおりの生活

 

連休明けの雨が止み、少し青空が見えてきた。

太陽が昇る頃起き、好きな仕事をして生きている。

何か問題が起きることはしばらく無いと思う。

そろそろ人生の宿題を果たさねばならないと思う。

師匠の名作、映画「砂の器」のための音楽「宿命」のフルスコア(映画公開後に私がスコアリングしたもので録音はCD化された)を出版すべく、これから出版用楽譜の入力をする。

生のフルオーケストラ録音で明け暮れた日々、それは今の私のベースとなった。

明日からの仕事が楽しみでならない。

2020年7月8日水曜日

7月のリリース情報

インターネットからのダウンロード楽譜と音、最新のリリース情報です。

詳しくは ココ をご覧ください。

発売時に更新されます。

現時点ではまだ先月分が最新ですが本日発売予定です。


画像はパリのライラック(リラ)。

前回「リラのワルツ(作曲:ミシェル・ルグラン)」ピアノソロ譜をリリースしましたが、今回は「すみれの花咲く頃」ピアノソロ譜をリリースしました。

日本ではこのタイトル、宝塚歌劇団定番曲として有名ですが、原曲は「再び白いライラックが咲いたら」というドイツの曲、1953年に同名の映画も公開されています。

私にとっては、作曲の師である故管野光亮先生のもとで取り組んだ故葦原邦子さんのステージ・エンディングとして思い出深い曲、「葦原邦子宝塚を歌う(1976年)」というライブ盤もリリースされています。

1985年映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のためにヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが提供・発表した「The Power of Love」のメロディ譜、ピアノ弾き歌い(伴奏)譜、ピアノソロ譜もリリースしました。

1950年の「二人でお茶を」も素晴らしい映画。既にタイトル曲「Tea for Two」のピアノソロ譜をリリースしていますが、今回は主演のドリス・デイとゴードン・マクレエ(彼がピアノを演奏)が歌う楽しいデュエット「I Want to be Happy」を映画のシーンを参考にピアノソロ譜にアレンジしました。

他に、頂いたリクエストにお応えした楽譜、私がレパートリーとして演奏している名曲の数々のピアノソロ譜を多数リリース!

「森のくまさん」をリチャード・ティー風にアレンジした楽譜もあります!

2014年9月12日金曜日

「影」と「白い道」

数日前、教室の新入生に送ったメール本文をまとめなおしました。

投稿のタイトルは私の師匠、管野光亮(かんのみつあき)先生(故人)が作曲した曲のタイトルです。

<メール本文より引用>
私の教則本は独習書、自分の教室でテキストとして使うことは稀なのですが、本日お渡しした部分はあなたにフィットするかも知れません。もし違うかなと思ったら早めに遠慮なくお申し出ください。

本日お渡しした曲名で検索をしましたところ、実に懐かしい動画にたどりつきま
した。今後、自分の投稿でフォローしようと思います。
「影」は ココ にあります。

ちなみに私が楽譜をアップしている師匠のヒット作、映画「砂の器」のテーマについては「白い道」という新たなバージョンがあります。タモリが究極の暗い音楽として紹介したことで意外に有名?その動画は ココ にあります。

この「白い道」や「影」の録音(歌:菅原洋一)は映画が大ヒットしたので後日企画されたもの、映画では使われていません。本日の指導を機に昔のことを思い出しました。これからも生徒の皆様の要望に応じるレッスンに精進致しますが、私の過去を紹介することも少しは役立つかなと思い失礼ながらメールしました。
師匠は素晴らしいピアニストであり作曲家でしたが、お酒を飲み過ぎて肝硬変になり、最後は静脈瘤破裂で若くして亡くなりました。映画「砂の器」の関連投稿(主演の加藤剛さんは母校の先輩)は ココ にあります。
<メール本文よりの引用はここまで>

コードでピアノが弾ける様にという教則本(私の著作)をレッスンに応用しています。1983年9月1日発行「ザ・ポピュラー・ピアノVol.1」です。
苦労して書いたけれど残念ながら初版で絶版になりました。

2012年9月17日月曜日

My musical history(番外-1)

資料の整理をしていたら貴重なスコアが出てきました。私の音楽の歴史、若い方から順に進めていますがこれは比較的最近なので番外-1としました。いずれどこかの番号に再録するつもりです。

セガがCD-ROMを使ったゲーム機「セガ・サターン」を発売した時、従来のゲーム機とはここが違うのだ!ということをアピールしたくて敢えてシンセサイザーではなく、生のフル・オーケストラ録音をしたオーケストラ・アレンジのスコアです。
ゲームは「パンツアー・ドラグーン」と言います。

作曲は別の方ですが、生のオーケストラにおけるオーケストレーションや録音の経験を買われて頂いたオーケストラ・アレンジの仕事でした。とにかく生のフル・オーケストラによるリアルで迫力あるサウンド!を求められました。

ゲーム冒頭のイントロは作曲者が書いたものではなく、私が創作したものです。フラッター・タンギングによる4本のホルンが勇壮かつ重厚にファンファーレを演奏します。
このイントロに続いてテーマ曲(M-1)、次いで戦闘シーン(M-2)と続きます。ゲームと同時に発売された音楽CDにはテーマ曲(M-1)の長いバージョンが収録されていますが、ゲームではその途中までが使われています。
そしてエンディングのスタッフ・ロール用の(M-3)。この画像はスタッフ・ロールの中にある作曲者とオーケストラアレンジ担当の私のクレジットです。

私の師匠である管野光亮先生(故人)は映画「砂の器」の音楽で脚光を浴び、続いてテレビ・ドラマ「白い地平線(1975年4月4日~9月26日TBS系列放映・田宮二郎主演の白いシリーズの第3作)」などの音楽を担当されました。その音楽は生の大編成のフル・オーケストラによる迫力のサウンドが特徴でした。
私は師匠の音楽制作現場で実際に一部を担当し、貴重な経験を積むことができました。
その後にシンセサイザーが登場し、いわゆる打ち込みによる録音が実用化されます。映画やテレビの音楽にとどまらずあらゆる音楽制作が生楽器からシンセサイザーや打ち込みに変わってゆきました。
その結果、生楽器のオーケストレーションや録音の技術が修練されず経験も蓄積されないことになったのです。

生楽器には適正な音域があり、これを無視してはいけません。シンセサイザー等では演奏可能でも生楽器の音域外に書くと録音ができないのです。
(M-3)の原曲のキーはメロディを演奏するホルンにとって事実上演奏不能なため長2度下げました。するとやや落ち着いた響きになり、スタッフ・ロールのイメージというかゲームの余韻に浸る感じにもなったのです。

オーケストラの編成は左のとおりですが、戦闘シーン(M-2)ではオーケストラによるアタック音(一番上の画像の下にある白いスコア)をダビングしたのでこの編成の2倍近い人数による分厚いサウンドとなっています。




2012年8月6日月曜日

My musical history(22)

管野光亮先生からは作曲とピアノを教えて頂きました。
先生は現代音楽から各種音楽制作(映画やテレビなど)…、幅広いジャンルの作曲の他に素晴らしいピアノ演奏でも有名でした。
下記投稿のタイトルは主演の加藤剛先輩…となっていますが、映画「砂の器」のテーマ音楽であるピアノ協奏曲「宿命」も紹介しています。このCDやDVDにも先生の力強く輝かしい音色と表現力あふれるピアノ演奏が収録されています。

http://heartsmusicblog.blogspot.jp/2010/11/blog-post_26.html


シャンソンの伴奏やジャズのライブでも素晴らしい演奏をされました。
印象深いのはジャズについての次のアドバイスです。「ポンニチ(業界用語で日本人)を聴いてはダメだよ、舶来(はくらい)を聴いてね(つまりジャズの本場アメリカのアーチストの演奏や録音を聴いてね)…」、これを何度も、まるで口癖の様におっしゃいました。
ありがたいアドバイスでした。私もそう思います。
ジャズ・ピアノについてはオスカー・ピーターソン、アート・テイタム、ハンプトン・ホーズ、フィニアス・ニューボーンJr.、ケニー・ドリュー、チック・コリア…、ボーカルはカーメン・マックレー、フローラ・プリム…。そんなアーチストのLPを購入して良く聴きました。
私の20代、1970年代、なかなかライブ演奏を聴く機会はありません。従ってジャズのアーチストのLPを買ってきて、繰り返し繰り返し聴きました。
ネット検索であっという間に見聞でき、費用も不要…。とても便利になりましたがその反面、「何だか『ありがたくない』様な、軽々しい感じ」がします。その出会いが「繰り返し何度も聴くこと」につながる様なら良いのですが、すっと通り過ぎてしまうだけなのでは、という気もします。

音楽の基本はとにかく良く聴くこと。他の人の素晴らしい演奏を聴くことが大切ですが、意外に重要と思うのが「自分の演奏を注意深く聴くこと」です。自分の演奏の問題点を感じとり修正することも大切だと思うのです。
MIDI入力(自分の演奏を演奏データとして数値化)する様になって、左手の1拍目のウラがどうしても少し突っ込む…とか、各指のコントロール(加速度を数値化したのがベロシティ値)、コードの各音が少しずれる(理想は同時に打鍵し同時に離鍵)、そんな演奏の問題点やムラが客観的に見えてきました。より良い演奏のために注意することも少しずつわかってきて、そこを修正する様になりました。


気づいたのは、各拍の長さ(時間)は意外に長い。鍵盤を打鍵したらうまく脱力、離鍵が早くならない様に心がけること。打鍵だけではなく離すタイミングも含めてのリズムが大切。音の長さ、強さ(ベロシティ)の理想イメージを事前に感じ、考えてから演奏する。そんなことに注意する様になりました。どうすれば良い演奏になるかを工夫し、具体的に模範演奏とする努力を続けています。
最近気づいたこともあります。これは次の模範録音、ドラゴンクエストⅣの収録楽曲に反映します。


先日気になったのはある模範演奏、ピアノではありません(8月1日投稿分)。
私の音楽の歴史とは別に次回詳しく書きますが、ピアノと違ってピッチ・コントロールが可能なパート、それはまず歌、そしてバイオリンなどの弦楽器(ギターもそうですね)、アルト・サックスなど木管系管楽器…です。音高(ピッチ)について考えます。

2012年2月13日月曜日

Beguine(No.3)

管野先生は「An Affair to Remember」をビギン(Beguine)のリズムに乗せてピアノ演奏してくれました。
しゃれた雰囲気とサウンドが素敵でした。私も時々、私の生徒にこの話をしたり、ピアノで演奏します。

私がこの曲に再会するのは20年後、池袋教室の空き時間に観た映画「めぐり逢えたら(Sleepless in Seattle)」でした。
この映画には色々な名曲がうまく選曲されていましたので、観た後でサウンドトラックCD(冒頭画像)を購入しました。
その11曲目が1957年映画「めぐり逢い」のテーマでした。
「めぐり逢い」はビデオを購入して観ました。この映画も素晴らしい!管野先生はこのテーマを演奏してくれたのでした。

このストーリーはアメリカ人にはとても受けが良い様で、何度も映画化されています。
この辺りはウィキペディア「めぐり逢い(1957年の映画)」より部分的に引用します。

<引用開始>
『めぐり逢い』(An Affair to Remember)は、1957年制作のアメリカ映画。レオ・マッケリー監督。
主演はケーリー・グラントとデボラ・カー。

本作はマッケリーが1939年に制作した映画『邂逅』(Love Affair)のリメイクである。
多くのシーンは前作と同じ内容となった。

デボラ・カーが映画の中で歌う主題歌は、『王様と私』でも吹き替えをしたマーニ・ニクソンが吹き替えた。

1993年のノーラ・エフロン監督の『めぐり逢えたら』はこの作品をモチーフにしている。
また、1994年にはウォーレン・ベティ、アネット・ベニングのコンビでリメイクされた。
<引用終了>

ケーリー・グラント演じる主人公ニッキーのお母様(キャスリーン・ネスビット演じる)がピアノ・ソロで演奏、これにデボラ・カーの歌(実は吹き替えの女王マーニ・ニクソンが歌っている)がかぶるシーンを採譜、これに1993年映画「めぐり逢えたら」の中、エンパイアステートビル屋上の再会シーンで印象的に使われていたアレンジを続ける形でソロ・ピアノにアレンジしました。
これは私のピアノ・アレンジ曲集の定番「華麗なるラウンジ~」シリーズVol.1に「思い出のロマンス」というタイトルで収録されています。

2012年2月12日日曜日

Beguine(No.2)

ビギン(Beguine)というリズムを最初に意識したのは管野光亮先生(故人)のレッスンでした。

私が20歳を迎える頃、三重県合歓の郷にあったネム音楽院(ヤマハが作った全寮制のポピュラー音楽専門学校)で学んでいましたが、そこへ遠路はるばる東京から通って教えに来てくれたのが作曲家でピアニストの管野光亮先生でした。

在学中だったのか、その後の東京におけることか、そこはもう思い出せないのですが、ある日、管野先生が演奏してくれたのが「An Affair to Remember」でした。

「今はロック全盛だがポピュラー音楽におけるビギンというリズムは重要だしピアノで演奏できる様にしたい。例えばこんなしゃれた曲があるね。諸君は知らない曲だろうが・・・」
その様な趣旨だったと覚えています。
 あるいは、この曲を演奏されたきっかけは左の曲集の目次の冒頭にあったから・・・かも知れません。

引き続きビギンについて、その後には管野先生について、少しずつ書いて行こうと思います。

次回は名曲「An Affair to Remember」について書きましょう。

冒頭画像は今朝8時の日向ぼこ猫。8,400歩。