2012年7月2日月曜日

My musical history(15)


アシュラダムはビータのバンドでした。
バンドでも同じ場所に出演するのがハコの仕事です。ハコは恐らく箱、公共施設をハコものなんて言いますしね。ハコのバンド(短くハコバンと言います)の経験が少しだけあります。

ハコバンのリーダーは多くの場合、管楽器のスター・プレイヤーでした。
リーダーはスタジオの仕事もしていて、スタジオの仕事が予定通り終わらないと最初のステージに間に合わないこともありました。
リーダー不在でもバンドの演奏に問題は生じませんが、バンドの入る店は2回目と3回目のステージで毎日日替わりのショーがあり、2ステージ前の打合せにはリーダーが駆けつけて来ました。
打合せはメンバーが集まり、各パートの楽譜を見ながらテンポの確認をします。楽譜だけ見て事前のリハーサルなんてありません。バンドの編成が合わない場合は重要なメロディをどのパートが代わりに演奏するか調整します。
編成の小さなバンドでもフル・バンドの譜面で演奏します。リーダーは他楽器用の楽譜を即座に移調して(読み替えと言う)演奏できる達人であり、正確にテンポを把握して指揮をしました。
テンポ確認で覚えたテクニックがあります。歌い手さんや踊り子さんにどの位のテンポか手拍子を打ってもらいますが、腕時計を見て10秒間の拍数を計ります。その6倍がメトロノーム表記になります。10秒間に12拍なら72(アンダンテ)、20拍なら120(マーチ)ですね。

銀座並木通り「モンテカルロ」には、トランペットのスター・プレーヤー、白磯タケル(哮と記載された場合もありましたがカタカナ表記だったと記憶しています)さんが率いるナイン・ピースのバンドが出演していました。






品川駅前ホテル・パシフィック最上階「ブルー・パシフィック」には、サックスのスター・プレーヤー、佐野博美さんが率いるシックス・ピースのバンドが出演していました。

どちらも数週間通ってピアノを演奏しましたが、音楽面でもバンドマン生活面でも、実に貴重な体験をしました。画像は現在のグーグル地図のストリート・ビューです。

佐野博美さんからは後日、岸洋子さんのツアーの仕事を頂くことになりましたが、これは後日投稿するつもりです。

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