2020年12月19日土曜日

右手と左手

 <楽譜&音のダウンロード配信サイト アットエリーゼから発売中コンテンツの解説>

サイト内の特集ページは ココ


「クイーン」の楽譜を多数出版しています。左は1977年9月1日発行の初版本。当時(採譜の仕事を始めた頃)については ココ に記事があります。

その後ダウンロード楽譜を出版する様になり、この初版本を基礎として新たに採譜をやり直しました。この当時については ココ に記事があります。

時代が変わり動画による新曲配信が増え、動画を採譜することが始まりました。その様子は ココ (2016年12月9日)にありますが上記(2014年7月18日)当時はまだ一般的ではなく、クイーンは初版と同じ音を聴いています。

2018年公開の映画「ボヘミアン・ラプソディ(本格的撮影はその前年に始まった様です)」における、楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」のシーンがとても印象的。手を交差させ左手で高音のフィルを弾きます。ギターやベースに比べると動きが不自由なキーボード奏者にとって、このアクションは視覚的にも強くアピールできますね。

さてこの部分、私の楽譜は(1)の様になっています。


ライブ映像を見ると(2)の様に演奏しています。




左手の大きな動き(右手の上を交差しまた低音部に戻るを繰り返す)が実際には結構難しいこと、同時にペダルを使ってベース音を小節いっぱい響かせることも意外に難しいので、私は(1)の様にアレンジしています。

採譜アレンジで悩むのは、どの鍵盤(音)か判明しても、内声部の音は右手なのか左手なのかわからないこと。動画で鍵盤上の動きを確認できない場合、微妙な音量差や前後の声部の流れや実際に弾いての判断になります。

(3)はエリック・カルメン「オール・バイ・マイセルフ」のサビ(ブリッジ)。イントロはFomit3なので各拍オモテは2音(A音が無い)なのでやや楽ですが、この様に3音となると結構辛い。



同じ響きですが各拍ウラの音を(4)の様に左手で弾いて見ましょう。こうすると右手でしっかり四分音符のコードを演奏でき、楽にかつ豊かな響きを得ることができます。


次はジョン・レノン「イマジン」のパターンです。ライブ映像を見ると彼も大きな右手の様で(5)の9度音程を軽々演奏しています。先の例と同様、各拍ウラを左手で弾く(6)でも響きは同じ。右手は7度届けばよいのです。




(3)や(5)なのか、(4)や(6)なのか、どちらがイイ感じ?試してみてください。

2020年11月28日土曜日

オリジナル曲の楽譜と音が出そろいました

 

インターネット楽譜&音の最新情報です(1125日リリース)。

紹介特集ページは ココ にあります。


リクエストによる4曲とTOYOTA G-BOOK で配信されたオリジナル5曲ですが、これで発表済みオリジナル曲(作曲)のほぼ全曲が出そろいました。一覧は ココ にあります。


今後は新曲をリリースします!


2020年10月15日木曜日

最新リリース情報

 

昨日リリースの楽譜

加山雄三「海 その愛」など4曲。


詳しくは ココ をご覧ください。

楽譜の試聴用動画はそれぞれの紹介ページにあります。


画像は以前住んでいた湘南の海。

海よ。俺の海よ。


2020年10月2日金曜日

昨夜の月

 都会の空は味気ないが、見上げて愛でた昨夜の月。



雨降りお月さん

うさぎ

荒城の月



2020年9月9日水曜日

最新リリース情報

昨日リリースの楽譜音は往く夏」と「日本の秋」。

弘田三枝子追悼曲「ヴァケーション(V-A-C-A-T-I-O-N)」、映画「汚れなき悪戯」より「マルセリーノの歌」、「宵待草」、「雨降りお月さん」、「うさぎ」、「里の秋」、「赤とんぼ」、「荒城の月」、「ゴンドラの唄」。


詳しくは ココ をご覧ください。


楽譜の試聴用動画はそれぞれの紹介ページにあります。


2020年8月29日土曜日

来月リリース予定曲の解説執筆から気づいたこと

 9月リリース予定のDL楽譜と音は「秋」や「月」を軸に「日本の懐かしいメロディ(叙情歌)」を選曲、ピアノソロにアレンジしました。


昨日その解説を書いていて気づいたことがあります。

いずれも後日レコード化されますが、多くの人が愛唱する(ポピュラー化する)前史というか、広がりの起点についてです。

劇中歌を観客が覚え口ずさんだり、雑誌付録や詩に関連した「楽譜」によって広がっていった経緯などに気づいたのです。
音楽出版は録音物のイメージが強いのですが、当初は楽譜出版です。レコードが実用化される前は「楽譜や実演により楽曲は世の中に広がっていった」のです。

昨日書いた原稿から引用します。

「宵待草」
実ることなく終わったひと夏の恋を竹久夢二が詩作して発表、これに感動した多忠亮が作曲、セノオ楽譜より出版され一世を風靡する歌曲となりました。

「雨降りお月さん」
作詞:野口雨情、作曲:中山晋平の童謡。最初1925年「コドモノクニ」正月増刊号で発表され(楽譜付き)、好評により同年同誌3月号で続編「雲の蔭」が発表されました。後のレコード化に際してこれら二曲を合わせて一曲とし、(このアレンジを含め)この題名で呼ばれる様になりました。

「うさぎ」
十五夜のお月様を見て跳ねるうさぎの様子を描いた作詞作曲者不詳のわらべうた(童謡)。江戸時代から歌い継がれて来たとされ、三味線や箏など和楽器の練習曲としても使われています。

「里の秋」
2007年「日本の歌百選」に選ばれた童謡で作詞:斎藤信夫、作曲:海沼實。1945年12月24日、ラジオ番組「外地引揚同胞激励の午后」の中で川田正子の新曲(レコード化は1948年)として放送されました。

「赤とんぼ」
夕暮れ時に赤とんぼを見て昔を懐かしく思い出すという郷愁あふれる歌詞の童謡。作詞:三木露風、作曲:山田耕筰。2007年「日本の歌百選」にも選ばれています。

「荒城の月」
七五調の歌詞と西洋音楽的メロディ(一部は当初作曲から日本音階に変化しているとされる)が融合した歌曲。作詞:土井晩翠、作曲:瀧廉太郎。

「ゴンドラの唄」
1915年に芸術座第5回公演「その前夜」の劇中歌として発表された歌曲、作詞:吉井勇、作曲:中山晋平。松井須磨子らが歌い大正時代に流行した。

次の制作には私のオリジナルから五曲(TOYOTA G-BOOK配信「日本の四季」シリーズより)を予定していますが、ピアノで弾いて素敵な音楽が楽しめる、そんな「楽譜」を制作したいと思います。

2020年8月14日金曜日

8月のリリース情報

インターネットからのダウンロード楽譜と音、最新のリリース情報です。

画像から伝わりましょうか。「中国」をキーワードに選曲しました。

香港を舞台とする名画「慕情」の楽譜&音も紹介しています。








詳しくは ココ をご覧ください。