2013年6月24日月曜日

歩き方について考える

還暦を迎え、人生再出発と考えています。
幸いにも自宅に教室を含めサービスと制作の仕事をまとめることができました。
じっくり腰を据えて自分の仕事のクオリティを上げて行きたいと考えています。

ウォーキングも歩数よりクオリティだと考え始めています。
ただ闇雲に歩くよりは歩く姿勢、歩き方について考え始めています。

昨日、下駄で三千歩歩いてみました。
漠然と考えていたことのチェックです。
なるべく「カランコロン」というか引き摺って歩かない。
なるべく下駄の歯を同時に着地して「カッカッ」と歩く(少々の前打音は許容)。
思ったよりは簡単に出来ました。

帰宅してからネット検索で調べてみました。
日本独自の歩き方について、漠然とそれが西洋の靴の歩き方とは違うとは感じていました。
それは能や狂言、歌舞伎などを鑑賞して感じましたし、喜多郎全米ツアーの時には舞台パフォーマンスとして彼の幽玄なサウンドをバックにすり足で登場するパフォーマーを演出に取り入れるアイディアなどが出て、なるほど和のイメージを音だけではなくて見える形にしようとしているのだなと思いました。どうしても音楽ステージで鍵盤楽器はその場から動けないのでステージ上の絵がつまらない。演出となると照明の工夫になりますがそれも限界、何か別の要素と考えた人が居たのです。すり足ね。ただ「すり足」という言葉で検索をすると剣道が出てきます。むしろ和式歩行は「ナンバ歩き(走り)」と言う様です。なぜここでカタカナのナンバなのかはまだ未解明です。もう少し調べてみます。
和式の歩き方について詳しく知ることができたのはかなり前の放送ですがNHKーBSの番組。ピーター・バラカンさんが説明していました。ロンドン生まれの方ですね。今朝プロフィールを見たら二歳年上です。日本語を学び、もう日本人より日本人らしいイギリス人ですね。

自分の歩き方で一つ新たに気づいたことがあります。
投稿「早起きと歩く習慣(2011年8月26日)」にある通り、小学生の私は朝早く起き、バス停へ。広島のバスは青バスと赤バスがあります。青バスは広島電鉄のバス。赤バスは広島バス(胴体にグレイハウンドの絵がある)。私は小学校の六年間、青バスに乗り、御幸橋を渡り広島大学の前で降り、市立千田小学校へ通いました。
早起き、ウォーキングを子供の頃からせざるを得なかったのです。
独りで歩きます。一緒に通学する人は居ませんから。歩く際に考えました。
何か速く歩ける方法は無いかと。
速く歩くには時間辺りの歩数を増やす(ピッチ歩行かな)か、一歩辺りの長さを増やす(ストライド歩行?)か、そのどちらかだと思います。私は後者を選択して少しでも先に踏み出した足が着地する様に歩くことにしました。これはかなり意識的にやっていました。

少しでも先に足を着地、足の裏全体で地面をキャッチする様にします。歩数を増やすのではなくてゆったりと歩数は少なくストライドを長くです。
そうすると自然に前足に重心があり、足の前半分を意識した歩き方になります。背筋も伸びます。
歩く姿をなるべく綺麗にとは以前から意識はしていました。
ストライドを長くするには後足で蹴るときにしっかり蹴ります。これは下駄の場合には難しいのでやはり長距離のウォーキングにはウォーキング・シューズの方がよいかも知れません。
結果、あまり足音をさせずに歩けます。忍者みたいにね。実際、忍者なり飛脚の走りはそれこそ国際大会でマラソンさせたら日本人がメダル独占という位にスーパーだったとする説があります。現在、アフリカ高地の人々の走りに、そしてこれからは中南米高地の人々の走りに世界が驚愕するかも知れませんが、日本のマラソンも忍者なり飛脚を再認識する必要があるのかな?
相当脱線しましたが、自分なりの歩行スタイルは和式の歩き方に洋式(後足で蹴る部分)を採り入れた独自のものかも知れません。
まだまだ研究の余地がある様ですが、楽しくやってゆこうと思います。

下駄で歩くのはまだ慣れていません。長距離は難しい気がするので、せいぜい近所の三千なり四千で時々、歩き方のチェック(カランコロンでは無くカッカッ)をやろうと思います。
ややO脚ですから下駄の歯の外側が減ります。それなら毎日左右を逆にして歩こうか、なんて考えました。
両端が減るだけ?それはやってみなければわかりません。

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