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譜例の上の段が省略した書き方、小節中央にある・/・の様な記号はシミレ記号、小節リピートと言う場合もあります。
なおシミレ( simile )はイタリア語由来の音楽用語で「同じ」とか「同様に」という意味。シミーレと発音する人も多い様です。
省略した書き方の楽譜(それぞれ譜例の上の段)でも省略しない書き方(それぞれ下の段)の様に演奏します。
楽譜を手で書く時、同じ事を何度も書くのが大変なので始まったと推測されますが、音楽的にも「一定のパターンを何回演奏する」と考えた方がわかりやすいと思います。
・1小節のパターンが続く場合
・/・記号が2つ以上続く場合、繰り返す回数を最後の記号に書くことがあります。
ここではCのパターンを2回、G7のパターンを4回、そしてまたCのパターンを2回演奏します。
シミレ記号で書いた楽譜の方はパターンが変化するところが一目瞭然!使わない楽譜は音符が多くてどこから変化したかがわかりづらいと思いませんか?
・2小節のパターンが続く場合
・//・の記号は2小節のパターンを繰り返します。
この様に2小節のパターンを示すために上に2を書くことがあります。
・3小節以上のパターンが続く場合
・///・で3小節のパターン、・////・で4小節のパターンです。
3小節以上のパターンでは記号の左右に何も書いて無い小節ができますがこれらの小節はお休みではなく、その前のパターンを繰り返し演奏します。
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