ジャズという言葉は色々な意味で使われます。
ピアノや作編曲を教える現場ではジャズと言う言葉の使い方や意味に注意しなければなりません。
ピアノを演奏する人にとって、スコアリングされた楽譜を演奏する場合(画像の右側)とコード付きメロディ譜から自分のアレンジなり即興的に演奏する場合(画像の左側)、前者をクラシック(の様な方法)、後者をジャズ(の様な方法)と考えることが多い様です。
この場合のジャズという言葉は、音楽ジャンルにおけるジャズとは少し意味合いが違うと思います。
ジャズという音楽は即興的演奏から始まったとされます。ジャズは本来というか何よりもまず演奏する側が楽しい音楽です。
もちろん楽しく演奏している様子に接することも楽しいでしょうが、ジャズは聴衆のためというよりは演奏している本人にとっての音楽という様に、私はそう感じています。
ジャズに限らず、コードによる即興的演奏はポピュラー音楽の他の多くのジャンルで行われています。
ジャズにおいて聴衆を意識した演奏、セールスを考えた録音、この様なアプローチの音楽をスムース・ジャズと呼ぶ様になったのではとも思います。
教える現場でよくお話をしてみると、マジなジャズ(演奏側にとってのジャズ)ではなくスムース・ジャズ志向のことがあります。昔はこれをポピュラー・ピアノと呼んでいた様にも思います。
いずれにしても、どんなアプローチであれ生徒さんが楽しいと実感できる曲や方法、そこに近づくための教材や教え方を考えてゆかねばと思います。
今朝も曇天、北風が強かったのですが、6,800歩程歩いてきました。
以前「ウィーンからの頼り」という投稿があります(下記)。このN氏からメールが届きました。明日はその要点をご紹介しようと思います。
http://heartsmusicblog.blogspot.com/2010/05/blog-post_08.html
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