2012年5月25日金曜日

My musical history(10)

ネム音楽院でポピュラー・ピアノを教えてくれた管野光亮先生(故人)から「ここにもう1年いても仕方ないだろう。仕事を手伝ってくれたら作曲法は個人的に教えるから…」とのお誘いを受け、2年履修課程の途中1年で中退して東京に戻りました。
しかしネム音楽院の1年は良い勉強になりました。特にジャズ方面の理論は当時の最先端の内容でした。
これはジャズ理論界のバイブル「ジャズ・スタディ」です。この本については下記に投稿があります。

http://heartsmusicblog.blogspot.jp/2011/04/blog-post.html

この本そのものでは無く、当時制作中だったより詳しいテキストの原稿(手書きのコピー)で教えて頂きました。
左がその画像ですが後日通信教育用テキストになったもの(16分冊)で、非常に細かく「ジャズ・スタディ」の内容に基づいた実践的内容でした。





そして管弦楽法はジャズ・サウンド!ヘンリー・マンシーニの名著「Sounds And Scores」、この翻訳原稿(これも手書きのコピー)で教えて頂きました。

これらジャズ方面の理論を学んだ後、管野先生のアドバイスもあり本格的にクラシックの和声学と対位法を学びます。私にとってこの順は実に良かった。双方の良い面と悪い面が実によくわかりました。
この辺りはまた後日書きましょう。


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