2011年4月13日水曜日

ムラサキの芽吹き(2)


今日の画像は小さいので良くご覧ください。少し遅れて小さな芽が出てきました。これらは今年の春蒔いた種から発芽したものです。種はDNA鑑定済みの純粋和種の種ということで毎年、天藤製薬からわけて頂いているものです。
昨日の画像にある先に出てきた芽は、昨年蒔いた種から出た根から発芽したものです。ムラサキは多年生草本です。
根は大きく紫色です。この根、紫根は薬や染料に使われます。冠位十二階で紫色は最上級の高貴な色ですが、古今集にある「紫の ひともとゆえに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞ見ゆ」の歌からもわかる様に、武蔵野や北海道から九州まで日本全土の日の当たる草原に普通に自生していた様です。
この和歌の一節が母校の校歌の四番(六番まである)にも使われています。この歌は正確には母校を応援するために作られた教員と父兄母姉による団体(紫友会)のために初代校長伊藤長七先生が作ったもので、それが校歌となり開校以来一貫して歌われ、今の中等教育学校にも引き継がれています。開校以来一貫して一つの校歌を歌う学校というのは珍しい様です。

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