2014年12月7日日曜日

音楽制作について(6)そして音楽教室について(2)

喜多郎さんの楽曲では一定のパターンを繰り返すために使われたMIDIシーケンサですが、パターンとは言え仮に微妙なずれ(例えば4分音符の1/384)があると不自然に聴こえる(感じる)ことに気づきました。

MIDIシーケンサにリアルタイム(鍵盤を実際に演奏して)入力した演奏情報を分析したり、ステップ(演奏情報を数値的に)入力してよりよい演奏情報の編集を工夫する努力の中から「どの様な演奏が上手にあるいは下手に聴こえるか」ということがわかってきました。

そしてこの様なノウハウを自分の演奏に活かしたり、生徒さんへの指導に活かすことができる様になってゆきます(左上は教室に設置していた私の当時のMIDIセット)。

1987年5月に出版された「リズム・パート付きでマスターするポピュラー・ピアノ・ソロ/【リズム・マシン活用】ポピュラー・ピアノ・レッスン10」という曲集があります。当時盛んに使われたドラムス・パート用のシーケンサ(ドラム・マシーンとかリズム・マシーン)の演奏情報編集方法も書いたポピュラー・ピアノ曲集でした。

私の教室ではこれにベース・パートを加えてピアノ・トリオ用のマイナス・ワン(自分の演奏するパートを除いたバンドやオーケストラの音)を作り練習したり楽しめる様にして指導に使い始めました。

当時の教室の様子は ココ にあります。

このMIDIシーケンサによるMIDIマイナス・ワンの様子を見学に来た音楽業界の方もありこの様な演奏情報が後に通信カラオケやパーソナル・カラオケの商品化につながってゆきます。

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