2010年12月9日木曜日

ダビングが順調に進んでいます

11月30日(火)と12月7日(火)、小山さんのCD録音のダビングを行いました。10月11日と12日に録音したリズムのベーシック録音(下記10月13日投稿)に色々なパートを加えてゆきます。

http://heartsmusicblog.blogspot.com/2010/10/blog-post_13.html

リズムのベーシックはピアノトリオを生録音できるパストラルサウンドで録音しましたが、これから先、ダビングとミックスダウンとマスタリングは十条(東京都北区)にある響屋スタジオです。11月30日にはスタジオの前の桜の木の黄葉がきれいでしたが、12月7日にはすっかり葉が落ちていました。














このスタジオは東京の喧騒とは隔絶された別世界です。周囲には木々があり自然溢れる環境にある素敵なスタジオです。キーボード演奏によるダビングが多いので、スタジオの調整室でライン録音、スタジオは二階にあり、調整室の窓からは先程紹介した黄葉した桜が見えます。作曲者もギターをダビング。こちらはブースで録音しました。二日間でほぼオケが完成。後はボーカルとフルート、メロディの録音です。その日が楽しみです。


2 件のコメント:

  1.  冷たい麦茶を飲みながらCD制作の打ち合わせをしたあの日、私はこれからこんなにたくさんの作業をこなせるのかなあ・・・楽しみと同時に不安も結構ありましたが、目の前の仕事をこつこつこなしているうち先が見えて来ました。
    今はボーカルの録音が楽しみでなりません。

    パストラルサウンドでの録音のラフミックスデーターを聴きながら、たくさんの音源を聴いて使用したい音源を絞った事、少し時間が空いて冷静に自分の演奏を聴いてスコアを見直した事、この二ヶ月は結構貴重な時間でした。
    パストラルサウンドで録音した時はじっくりベースやドラムの演奏を聴く余裕がありませんでしたが、改めて自宅でラフミックスを聴いたら彼らの演奏が本当にすばらしく、贅沢な経験をした喜びがじわじわと来ています。

    そして、やはり知行先生の存在は大きかったです!具体的にアレンジ添削が出来るディレクターなんてまずいませんから・・・。本当に頼りになりました。
    次回は新年早々になりそうですが、どうぞよろしくお願いします。

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  2. 録音のディレクター、特にアーチストのCDを制作する際、これまでは商品として売れる様な音か、音楽的に優れたものか、アーチストが満足しているか(これはあまり考慮されないこともあったでしょうが)、目的の締め切りとか予算の範囲で完了しそうか、色々な要素を考えながら録音された音を聞いているのでしょう。私はずっと優秀なディレクターに恵まれ、良い環境で録音をしてきました。どうしても音楽をする時、ついつい自分の音、自分のパートやアイディアだけに耳が行き、音楽全体とかそのプロジェクト全体には思いが至らないものです。
    今回、ディレクターの仕事を担当していますが、私は受けたディレクションの経験を生かしながら作業をしました。
    小山さんにはアレンジの相談を受けています。アレンジ面での問題は指導もします。普通、ディレクターでアレンジの細部まで指導することはありませんし、またできない様ですから私はやや特殊だとは思いますが、細部より全体を聞いている結果、問題点に後で気づくこともあり、これは私にとって宿題となりました。既に録音したベースがサウンドというかコードを決定している上に既に録音されたピアノで意図しない響きになっていた部分、これに後からどの様な配置で他のパートを加えたらよいのか?実際、かなりの難問でした。
    音を持ち帰り詳細を分析した結果、これしかないという配置を考え付きました。結果、二日目のダビングはうまく行きました。私も貴重な経験になりました。
    こうなるとミックスダウンでどの様なサウンドにまとめるのか、定位やエフェクトもイメージしながら聞いています。
    メロディの歌とフルートが加わると素材が揃います。
    これをミックスダウンするのが楽しみです。
    小山さんにとって、満足のゆく音になる様、今後も小山さんの満足度も考えながら音を聞いてゆきたいと思います。

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