2011年3月25日金曜日

今取り組んでいる作業

画像は苦労して復活させたマックOS-9マシンのディスプレイ、現在制作中のドラクエの音資料を聞いているところ。横に並んだ五本のバーがその音楽ファイルです。
すぎやま先生はゲーム音楽を映画音楽の様だと申され、本当に楽しそうに作曲されました。そしてブリテンが書いた「青少年のための管弦楽入門」よろしくオーケストラにアレンジをし直し、ゲーム用とは別に観賞用に何回もアレンジして録音、CDを出しておられます。
ポピュラー音楽とは「皆が良く知っている音楽」のこと、基本は「皆が良く知っている音(録音)」です。クラシックの様に楽譜が基本ではありません。
ドラクエはゲーム音楽である以上、ゲームで使われた音が基本だと思いますが、作曲者本人のアレンジによる別バージョンが多数あるので大変。どれを聞けば良いのだろうと悩むわけです。私も作曲家のはしくれですから原作曲者の作曲意図は可能な限り理解したいと思うからです。
そこで基本としてはゲームのイメージに近いと思われる音(ゲーム機の世代も問題なのですが)、そしてその曲の要素を一番上手に表現している音を私なりの判断で選んで聞くことにしました。
その結果として書いたアレンジは楽譜ユーザが自然に納得行くものでなければなりません。これは結構な難題ですが、色々なバージョンの存在はあるものの自然に「そうそうこの音」って演奏して楽しんでもらえたらそれがベストということでしょう。
一番上とその下は恐らく同じスコアです。オーケストラ演奏ですがテンポが違い、演奏のニュアンスが違いますが、アレンジ自体は同じ様です。
三番目は懐かしいゲーム音。それも当初のファミコン時代の音。だから短く、ゲームの展開に合わせて音楽的な意味のエンディングがありません。なおこの曲は一番目と二番目に書かれたエンディングが適当な様ですからこれを採用することにしました。エンディングが明確でない場合は、私がアレンジしなければならない場合も出てきます。
四番目は恐らく一番上と二番目(生オケ)のベースとなったであろうシンセサイザーによるオーケストラ的アレンジ。スーパーファミコン用とか。これがこの曲のアレンジの骨格の様なので、これを聞いて採譜資料を作ってからピアノにアレンジします。
一番下は別の楽曲名だが副題に一番目~四番目と同じ楽曲名が記載されているもの。同じモチーフですが拍子やリズムを変更し別の場面に使ったために別の楽曲名をつけたのでしょう。映画音楽でシーン別に書き換えたものは別の楽曲になる、そんな感じですね。
ピアノアレンジの手順、多くの場合私はこうするのですが、まず可能な限り楽曲のサウンドを忠実に再現すべくピアノ連弾にアレンジします。これはとてもソロでは弾けないことが多いのでピアノ連弾ということです。その後に楽曲のエッセンスをうまく表現できる様にソロに書き直して行くのです。

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